有機野菜を使ったおいしい料理で無駄なく栄養をとろう

有機野菜はおいしいけれど、やはり値段が気になります。普通の野菜のように扱っていたのでは、家計も負担が大きくなり、なかなか続けられないことになってしまいます。そこで、野菜を上手に活用することで、無駄をなくし、料理を1品でも増やすことができれば、家計の負担も結果的に軽くなり、値段が高い分を吸収できる可能性があります。

 

まず、捨てる分を少なくしましょう。たとえば大根の皮の部分です。大根の煮物をする時は、皮のままでも良いのですが、食感が悪くなり、おいしくありません。そこで大根の皮を少し厚めにむいて、皮の部分をきんぴらにします。

 

にんじんがあればにんじんの皮を一緒に利用すれば、色も栄養も良くなります。皮の部分は水分も少なく、水っぽくならないので、きんぴらには最適な材料となります。無農薬で化学肥料を使っていないからこそ、安心して使える部分です。きんぴらは日持ちしますので、常備菜や弁当の1品にもなり、その分のおかずを減らすことができます。大根の葉は細かく刻んで味噌汁の具にしたり、キャベツの代わりにお好み焼きの具に入れてもおいしくいただけます。

 

カボチャなど大きなものは、料理のレパートリーが少ないとついつい余ってしまいがち。今ではインターネットでレシピがいくらでも探せますから、いろんな料理に挑戦してみましょう。カボチャの煮付けが余ったら、衣をつけて天ぷらにしたり、ジャガイモと混ぜてコロッケのベースにしたりして使い回すと、飽きずに食べられます。有機栽培のカボチャは塩味だけで煮詰めてもおいしくいただけますが、これをとっておいて、ポタージュにし、冷蔵庫で冷やしておけば、夏ばてに良い冷製スープができます。

 

有機栽培野菜のうち、特に季節の野菜は栄養価も高く、おいしいので、いろんな料理で積極的に使いましょう。キュウリやなすなどぬか漬けを積極的に利用するのも良いですね。冬場にはカブもぬか漬けにすればおいしくいただけます。漬け物の塩が気になる人も、冷蔵庫でぬか漬けをすれば、期間が少し多い目にかかりますが、比較的少ない塩でもおいしくつかります。