有機栽培野菜を上手に活用する

有機栽培野菜は身体に良さそうですが、ちょっと値段が高いのが気になります。
毎日購入する野菜をすべて有機栽培野菜にするとなれば、家計への負担も気になりますね。

 

そこで有機栽培野菜を上手に使って、少しでも家計に優しい方法を考えてみましょう。

 

野菜の宅配を導入する以前に、ほかの調味料などについても見直してみましょう。
せっかく健康に良いと有機栽培野菜を購入しても、マヨネーズやドレッシングをたっぷり使っていたのでは、何にもなりません。
有機栽培野菜はできるだけシンプルな調理で、野菜のおいしさを味わうのが基本です。
有機栽培野菜の味付けは塩が基本です。
サラダも、シンプルなフレンチドレッシングで軽めに味付けしましょう。
サラダの油が苦手な人は、塩と黒酢(またはレモン汁)だけでも十分。ボリュームをつけたい場合には、蒸し鶏やチーズを加えて、
中華風のサラダやシーザースサラダにすれば食感もバラエティができて、おいしくいただくことができます。

 

ところで、長野県で、有名な特産物野沢菜漬けを現地で食べるとおいしいのに、
いざお土産に買って帰ると、それほどおいしくなかった、という経験をしたことのある人も多いでしょう。
「おいしい」と感じる中には、食べた時のシチュエーションなど、「食」以外にも脳を刺激する要素があるようです。

 

本当に有機栽培野菜がおいしいと感じるために、たまには田園風景が残る土地へ赴き、そこの野菜を食べるというのも良いかもしれません。
有機栽培の野菜は長持ちするといわれます。確かに、保存方法によっては長持ちすることもありますが、
慣行栽培においても、肥料のバランスがしっかり整っていれば、長持ちする野菜もあります。
農産物の貯蔵については、その保存方法が最も大事なので、栄養の損失が少ない保存方法をするように心がけましょう。
何でも冷蔵庫に入れるのは、必ずしも正しくなく、サツマイモのように常温(冷暗所)で保存した方が長持ちする野菜もあります。
有機栽培にしろ、慣行栽培にしろ、購入した野菜はうまく調理して早く使い切ることがベストな選択です。